パワフルプロ野球のコーナー(仮)

いよいよ発売となったパワプロ6ですが、まずは前作との変更点を並べませう。
<実在選手データ>
 
1.ストレートのスピードが上がったけれど変化球のスピードがそのままで緩急がつらい。
ストレートの球速があがった。150キロあると見てからでは振り遅れる程。かと思えば変化球のスピードは上がっていない(例えば140キロのスピードが倍になれば130キロのスピードも倍になるのが普通だけど低スピードの球の速度は前回とほとんど変わっていない)。145キロ程度からぐ〜んと反比例のグラフの様に速度が上がっています。ゲームをしてみるとストレートがきついというよりも変化球にタイミングを合わすのがつらくなっている。スローボールも結構空振りしてしまいます。 
2.少量の変化球でも結構曲がる。
最大変化量7の場合の曲がりは前作と同じだか前作ではほとんど使いようの無かった1や2の変化球が前作で言うと3ぐらいの曲がりがある。そのため前作まで非常に弱かった桑田や川尻などの軟投派(大きく曲がる球はないが多彩な変化球を持つ投手)がかなり使いやすくなっている。
多少主旨がずれるが、カーブの曲がりがスライダーの方向に少し寄っている。
3.暴投のパターンが増えた。
前作まではど真ん中と大外れの二種類しかなかった暴投だが今回は「スッポ抜け」が加わった。球自体は狙った場所に行くが変化しないというもの(ストレートの場合どうなるかは未確認。無いかスローボールになるかと思われる)で、簡潔に言えば「変化球の曲がりが無くなる」というところ。これにより前作よりも暴投を恐れなくて済む・・・といいたいところだが、暴投の危険性が下がったことにより今回は前作に比べて全体的にコントロールの値が低く設定されている。前作までは最低でもEだったのが今回はFやGの投手も非常に多い。 
4.打球の飛びが変わった。
まず、前作よりもパウンドが大きい。内野手の頭を越えるヒットもある。外野へのポテンヒットも気を付けないと外野手の頭を越えてしまったりする。また、全体的に打球の速度が上がっているのでゴロのヒットが出やすい。二遊間の守備能力は高めでないと結構つらい。前作までなら取れたような当たりが打球の勢いが弱まらないので抜けてしまう。ミートカーソルでもヒットが出やすくなった。また、ファーストとサードが少しマウンド側に寄って守るようになったので前作まではエラーでもしないと皆無だったライン際のヒットが出るようになり、前作までは意味が無かったといっても差し支えの無いサードの守備が結構重要になっている。
5.特殊能力が大幅に増えた。
良いパターンも悪いパターンもかなり増えている。そのため選手の表現に幅が増えている。実績があるが昨年はイマイチだった選手などは能力はさほど下がっていないがバット能力が大量についていたりする。妙な活躍をする元木などは能力は普通だが特殊能力がたくさんついていたり。選手の能力をよく把握する必要性が増した。
6.盗塁がしやすくなっている。
前作まではランナーの走力とキャッチャーの肩の値が同等で盗塁○を持っていれば成功した盗塁だが、今回は多少緩和されている。
まず、単純に走力が低めでも成功しやすくなっている。13Bで盗塁○を持っていれば14Aの肩でもほぼ確実に盗塁できる。
また、速球と変化球のスピードに格差が出来たため、速球だと刺されるが変化球・球速の遅い投手からは成功するという風にランダム要素が高くなった。13Bの盗塁○で15Aのキャッチャーに対して盗塁を試みた場合、投手の球速が145キロ弱よりも低ければ成功する。
三盗する場合はキャッチャーの肩より走塁が1ランク上で盗塁○があれば成功する。
また、前作までは盗塁○無しで試みた場合、肩よりも2ランク程度上でないと成功しなかったが、今回は予約盗塁ではなく目押しスタートをすれば盗塁○を持っているのと同程度の加速で走ることが出来る。但し、スタートが遅れれば当然累に到達するのは遅くなり刺される。投球モーションを盗むという行為が加わったわけである。

それで結局どうなのか?
スーファミ時代は投球スピードが速くてかなりの投高打低だった。64になってミートカーソルの改善もあるが全体的に投球スピードが遅くなってバッターよりにバランスの目盛りが寄ったので非常にバランスが良くなった。しかし、ヒットは殆ど右中間・左中間を抜ける長打で全体的にパワーヒッターが有利であった。しかし今回そのバランスが若干変わった。まず、ストレートの威力が増したことで変化球一辺倒だった前作までとは打って変わっている。150キロのストレートは変化量7の変化球に匹敵するといってもいい。145キロ以上のストレートは見せ球ではなく武器として利用できる。前作までは冷遇されていた軟投派ピッチャーも少量変化球の強化によってかなり強くなっている。逆に140キロ程度のスピードしかないとそこそこの変化球を持っていてもつらい。
このように全体的に打ちにくくなったのだが、打球スピードが上がったことにより詰まらずに当てることが出来ればそこそこヒットが出るようになっていてバランスが取られている。ミートカーソルのヒットが出やすくなったという触れ込みであるが、これもただ単に打球が早くなったというだけなのでやはり中心は強振だ。もちろんーミートカーソルでのヒットは前作と比べれば遥かに出やすくなっている。
大きな変更というわけではないがやってみた感触は多少違和感を感じるので少々慣れる必要はある。
あとはどんどん積極的に盗塁を狙うべきかと。
 
 
巨人能力解析
層は厚く投打とも強い。セリーグでは横浜と並んで上位に入るチームだ。中日は投手は強力だが打線が弱いのでパワプロではちょっと弱い。
しかし、その強さというものはかなりいびつな形での強さで、バランスはかなり悪い。ペナントではそのいびつさゆえに苦労するだろう。
投手陣を例に挙げると先発は強力な投手が揃っているが中継ぎは最悪。一戦勝負なら4.5番手の先発を中継ぎに使えるのでめちゃめちゃ強いがペナントではかなりやりくりに苦労する。
 
巨人 先発A 中継ぎC 打線A 長打S 走塁B 内野守備C 外野守備B 捕手E 控え選手C
巨人だけだと比べようが無いので他球団も載せますが、他チームはデータを見た感触なのでちょっと不確かかも。
横浜 先発B 中継ぎS 打線A 長打B 走塁A 内野守備A 外野守備C 捕手B 控え選手D
中日 先発S 中継ぎA 打線C 長打D 走塁A 内野守備B 外野守備B 捕手B 控え選手B
ヤク 先発A 中継ぎC 打線D 長打D 走塁A 内野守備B 外野守備A 捕手A 控え選手B
広島 先発D 中継ぎC 打線B 長打A 走塁B 内野守備B 外野守備A 捕手C 控え選手E
阪神 先発C 中継ぎB 打線D 長打C 走塁C 内野守備C 外野守備A 捕手C 控え選手C
注・中継ぎは抑え投手も含めての評価。控え選手はそのチームのレギュラーと比べてみての評価。 
 簡単に他球団の解析も。
横浜 先発(スタミナC以上)が五人しかいないので中継ぎ必須。その中継ぎ陣は強力。先発の能力は高めだが小粒でエースと呼べるのは斎藤隆ぐ     らいか。打線は強力。ただ控えの内野手が壊滅状態なので怪我人が出るとつらい。外野は波留こそAAだが左右の守備はつらめ。
中日 投手陣は文句無しの理想型。打線はゴメス・山崎以外は小粒だか数は揃っているので調子で毎日組み替えよう。福留は守備力が低いので二    遊間は立波と李で固定し、外野を関川・井上・大西・益田を調子で日替わりさせよう。 
ヤク 先発だけなら横浜・巨人よりも上か。中継ぎも絶対的な抑えはいないが山本・広田・高津と数はいるので投手力はなかなか。打線は弱いが守備    走塁の高い選手が多く揃っているので調子によって日替わり打線を。ただ、捕手の控えがカツノリしかいないので古田が怪我すると大変。
広島 まともな先発はミンチーと佐々岡のみ。中継ぎは横山・小林は素晴らしいが他は壊滅。野手レギュラーは横浜にも引けを取らないが控えは壊     滅気味。西山の能力ダウンがつらい。
阪神 薮・川尻以外の先発は頼りないが一応数はいる。中継ぎは素晴らしいが全員軟投派なのが気にかかる。打線は相変わらずどうしようもないが    レギュラーと同能力の控えはそれなりにいるので調子自体で組み替えよう。 
 
そして巨人の解析
投手陣
桑田・趙・入来・斎藤雅と強力な投手が揃っているのでここだけ見れば横浜よりも上。ガルベスは例の事件のせいでいないが代わりに趙がいるのでトントン。
斎藤雅は能力こそダウンしていないがケガ×と回復×がついている。また、ストレートが140キロしか出ないのでストレートの強化された今回はあまり信用できない。入来の方が使える。
先発五番手には上原。現実ではルーキーということで未知数なのだがパワプロではなかなかいい能力。使ってみると斎藤雅よりいい感じだか、斎藤は回復×のため中継ぎとして使用すると必ず1日休むので斎藤は絶対先発オンリー。中継ぎが弱いので上原は先発・中継ぎにフル回転させよう。
  
谷間は岡島と小野だが、岡島はかなり弱体化。前回は取り敢えず負けてもいいから完投させて余分な中継ぎを使わなくても済んだが、今回は五回まで持てばいい方。小野の方が見た目は強そうだが、スロースターターがあるので先発ではつらいので中継ぎで。それでも強いわけではないがスタミナがCなので負け試合のロングリリーフとしては充分。岡島・小野と繋ぐ「谷間の方程式」はペナントでは必要か。
  
中継ぎでは槙原・西山の二枚がいい。槙原はフォークが3になったので一瞬弱そうだがストレートが強化された今回では佐々木ほどではないが抑えとしては充分使える。ただ、能力的には西山の方が上か。なんといっても150キロのストレートで押していける。回復○もあるので中継ぎとしてフル回転させよう。スタミナはEなので先発としては(去年前半は先発をしていた)使えない。槙原・西山とも調子の悪い時は西山を使った方がいい。 
他の中継ぎはつらい。三沢はコントロールがEになってしまい、球速も遅いので中継ぎエースとしては信用できない。ただ回復○があるので連投は利く。岡田はシュートが無くなってしまったのがかなりつらい。平松も弱めだがカーブ3で押していけばコンピューター相手にはまあまあ使える。
   
総評としては桑田・趙は不調でも入来・斎藤が休み中なら使うべき。斎藤は回復×があるので勝ち試合で追いつかれそうな時以外は必ずバテルまで使い、中継ぎとしては使用しない。上原は中継ぎとして使用しないと投手陣がつらいのでローテの四人が使える時は必ず先にそちらを投げさせよう。明日の先発に不安がある時は上原を1日休まないで済む五人までで必ず降板させること。
岡島・小野は絶好調ならローテのことを考えて投げさせてもいいが、普通の調子なら不調の桑田・趙の方が上。基本的には負け試合のロングリリーフか本当に先発がいない時のみに先発として使用しよう。
中継ぎの主軸は西山。回復○があるので九人までは投げても連投できる。パワプロでは槙原よりも上だが疲れさせないという意味で抑えは槙原で。八回まで先発が投げたのならば西山でもよい。三沢は弱いが連投○があるので上原と使い分けよう。
ドラマティックモードでは?
球速と変化球だけで見れば巨人で一番いいのは西山。西山のスタミナをCまであげると中三日で回せる強力な先発になり、数の上でも横浜・中日と並べる。三沢もコントロールさえCまで(理想はB)上げれば充分使える。上原を谷間の先発としてそれ以外は中継ぎさせれば西山が先発に回った穴も埋められる。岡島は変化球の組み合わせが悪いのだが、スライダーが4になれば谷間としては充分か。開幕後にファームで鍛えるのが妥当。小野もコントロールさえ上げればバットステータスの影響も少なくて済む。
 
打線 
高橋が心強い。センターも彼にして松井はライトに回すべき。打線では彼を何番にするかで性格が変わる。パターンとしては、仁志・清水・高橋・松井・清原と並べて畳掛けるか、仁志・高橋・松井・清原・清水・元木と並べて攻撃の流れを二つ作るか(清水が二人目の一番という形)のどちらかか。少なくとも高橋は足があるので松井よりも前にすべき。仁志が盗塁して送りバントをしないと考えれば高橋二番でも問題はない。現実の様に五番では打線の回りが重くなる。
  
松井は三振×がついた分、前作よりも打率はかなり落ちてくる。確実性という点では高橋の方が上なのでそれを考えても高橋は松井の前に。
今回大きいのはの仁志の成長。ミート・パワーともCで、また走力は13Bのままだが盗塁がしやすくなったので一番セカンドとして固定できる。同じ走力13Bの清水の方を一番に使ってもよいのだが、彼は広沢と使い分けることを考えると仁志で固定した方がよいかと。彼は絶不調でも代わりがいない。
その広沢だが、清水の守備が弱体化して広沢との差は守備が1大きいだけなので調子で組み替えよう。サードも守れるようになったのは大きい。スーパーサブとして存分に使おう。
元木は守備が10なので二遊間で使うと9(サブポジションは守備が1下がる)なので相当つらい。サードとして固定させよう。今回はサードの守備が結構重要になるように打球の動きが変更されているので元木の守備力は大きい。元木が不調で広沢を使うなら、後藤の方がいいか。今書いた通りサードの守備力が重要になり、また清水の守備力が弱体化したので今回の後藤は結構使う。能力的には前作と同じだが。
そのサードの守備の重要性により石井をサードで使うのはやめるべき。絶不調でもミートカーソルを考えなければ清原の方がいい。代打の一番手にしよう。
  
ショートは相変わらず固定できないが二岡・永池の加入で同じぐらいの選手が三人揃ったので調子で回せる。まず二岡。守備は11とショートとしては物足りないが川相の守備もとうとう12まで落ちてしまった。パワーは限りなくCに近いDなのでEの川相と比べるとずっといい。永池は打撃は川相と同レベルながら走力と守備が12。但しメインがサードなので二遊間だと11になるが。こう並べるとドングリの背比べなのだが、前作では川相しかおらず代打さえ送れなかったがそれと比べれば今回はずっとよくなった。基本は二岡を使い、代打を使って出塁したら永池を代走に。凡打の場合は永池は他の代走として使用するので川相を出そう。
  
捕手は村田真が今回は打撃が持ち直しているので一応レギュラー。但し、杉山には調子が1つよければ追い越されるレベル。また、吉原が打撃では二人に劣るものの走力が捕手としてはトップレベルの11ある。長打が出れば一累からでも帰還できるレベルで、打撃のマイナスを引くと村田・杉山とトントンか。柳沢は肩こそ12だが打撃が弱すぎて使えない。但し、他の三人の肩11は三盗さえ許すレベルなので人間と対戦する時は柳沢を使わざるを得ないか。それでも二盗は楽々許してしまうが。
  
打線としては仁志・高橋・松井は絶不調でも固定。清原・清水は広沢と回しても良い。サードは守備も含めれば基本的には元木で、調子が悪ければ代わりに後藤。広沢をサードにするのは元木が怪我していて後藤の調子が悪い時のみにすべきか。石井は内野安打のリスクが多すぎる。
ショート・キャチャーは上に書いた三人でそれぞれ回すべき。
つらいのはセカンドと外野。仁志がケガをしたら永池を使うしかない。あとは無理無理二岡とか。元木は守備的につらい。外野はレギュラー以外には広沢と後藤・堀田しかいない。高橋・松井がケガをすると守備的にかなりつらい。この場合は広沢ではなく後藤を使わないと外野の守備で失点が増えるだろう。
その他では二遊間の守備が最大11というのがなんともつらい。今回は打球の速度が上がっているので他チームなら取れる打球が抜けてしまうこともしばしば。後は左の代打がいないのもちょっと悲しい。控えの層は薄いわけではないのだがポジションが偏り過ぎ。打てなくてもいいから二遊間と外野をマトモに守れる選手が欲しいところ。捕手難も相変わらずだが取り敢えず低いレベルで競っているので前回よりは使い勝手はいい。
ドラマティックモードでは?
取り敢えず仁志・清水に盗塁○を覚えさせたい。これがあるのと無いのでは相当変わってくる。また、仁志と元木のパワーをBまで上げておきたい。仁志は盗塁○とあわせれば一番打者として充分期待できる。元木もパワーBなら広沢にぐっと近付くので守備を考えればケガさえしなければほぼ固定できる。
捕手では吉原のパワーが上がると走力の高さを考えると固定できる。シーズンに入ったら村田・杉山を越えるまでファームで鍛えたい。また、内野の層の薄さを考えると永池の打撃も仁志・二岡に遜色の無いぐらいまでファームで鍛えておきたい。
 
ここでちょっと脱線して、もしもトレードできるなら?
トレード要員はなんといっても石井。取り敢えず先発が欲しい。そんなに強くなくてもいいからスタミナCでそこそこ使える人をもらうと、上原と共にフル回転させれば先発・中継ぎとも楽になる。上原を先発として固定させるために使える中継ぎと交換してみてもいい。クリーンナップに苦労しているところに頼んでみよう。
野手ならば守備がBある外野手の補強は必須。捕手の薄いチームにいる打撃E守備Bの選手に対して、杉山を交換要員で頼むのがいいだろう。ショートを一人出すのもあり。理想は左打ちでパワーC守備Cぐらいの選手を石井と交換するとチームのバランスがぐっとよくなる。いっそ守備の低い清水をファーストとして使うのならば清原を出してバランスの取れた外野手を取るのもありか。広沢は3ポジション守れ、スーパーサブとして大活躍するので放出は禁止。
ビックトレードをするのならばショートか捕手。広沢を出すか、彼をレギュラーとして考えて清原・清水・元木を出す。絶不調でも固定できるぐらいの選手と交換しよう。無論、それまでのレギュラーは放出して控えのバランスを取ろう。基本的には外野手。
友達と多く対戦する人は相談してみてはいかが?
(ちなみに私は5の時は広島ファンの友達と石井・瀬戸をトレードした。その友達は今年から福岡で対戦は不可能(涙)
 
 


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